「なんで元旦なんかにやるんだ」
このように、エンジニアにとって大きな負担となる「うるう秒」。17年元旦の実施を総務省が16年7月8日に発表して以降、ネット上には「正月休みが...」「年末年始の仕事が確定した」といった嘆きの声が相次いで寄せられている。
NICTが11月1日に行った「うるう秒実施に関する説明会」では、サーバーなどのシステム管理者に向けて改めて注意喚起が行われた。こうした注意喚起を複数のニュースサイトが伝えたことから、エンジニアからは再び大きな悲鳴が上がることになった。ツイッターやネット掲示板には、
「何故大勢のエンジニアを休日出勤させるようなタイミングでうるう秒を挿入したがるの」
「元旦に設定するのは正直酷い」
「なんで元旦なんかにやるんだ」
といった声が続々と寄せられている。なかには、「うるう秒を元旦に挿入するエンジニア殺し」といった恨み節も出ていた。
なお、NICTの担当者は取材に対し、「プロバイダ業者を対象にした聞き取り調査でも、(うるう年調整は)休日よりも平日の方がよいという意見が圧倒的でした」と明かす。その上で、
「正月に実施するだけに、やはりトラブルに対応できる人員が不足する可能性があります。その分、事前準備を徹底して欲しいと思います」
と話している。