「修羅の国」福岡が住みやすい、だと? 「治安が悪い説」データで検証

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市民も「犯罪の少なさ」に不満

   こういった状況に、市民も不満を持っている。福岡市が市民を対象に16年6月に行った「市政に関する意識調査」では、市内の都市環境について

「新鮮でおいしい食べ物の豊富さ」
   「買い物の便利さ」

など、18項目にわたって満足か不満かを答えてもらう項目がある。その中で最も満足度が低かったのが「犯罪の少なさ」。「満足している」5.4%、「どちらかといえば満足」31.8%だったのに対して、「どちらかといえば不満」は28.5%、「不満がある」が18.7%にのぼった。

   福岡市の「防犯まちづくり推進プラン」によると、啓発活動を進めるほか、防犯カメラや防犯灯の設置に助成金を出すなど計43項目にわたって対策を進め、19年までに刑法犯認知件数を13年比で23%少ない1万8000件にまで減らしたい考えだ。

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