慶應大学、女性暴行疑惑で「無期停学」処分 「軽すぎる」ネットで批判

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   慶應大学の広告学研究会に所属する男子学生数人が10代の女性に乱暴したとされる事件で、大学は関わったとされる男子学生に対する処分を、2016年11月4日に大学内に掲示した。

   その写真がネット上に出回り、一番重い処分が「無期停学」とされていたことから「軽すぎるのではないか?」という批判も起きている。

  • 理工学部1年2人の処分が張り出された(写真はツイッターより)
    理工学部1年2人の処分が張り出された(写真はツイッターより)
  • 理工学部1年2人の処分が張り出された(写真はツイッターより)

「学生としての本分にもとる行為」

   この疑惑は16年9月初旬に広告学研究会に所属していた未成年の女性を神奈川県の合宿所に呼び出し、泥酔した女性に複数の男性メンバーが性行為を強要した、というもので、女性が神奈川県警に被害届を出している。

   慶應大学内に張り出された16年11月4日付けの掲示によれば、16年9月2日に広告学研究会が借用していた合宿所で、理工学部1年生2人が、「気品を害ね、学生としての本分にもとる行為を行った」(原文のママ)とし、理工学部教授会の決定に基づき、16年11月3日から「無期停学処分とする」と書かれている。さらに、今後、学生の本分に反する事実が新たに見つかった場合は処分を変更する事がある、と理工学部長名義で書かれている。

   複数の報道によれば、この理工学部生2人のほかに、商学部と環境情報学部の学生が譴責などの処分を受けているとみられる。

   広告学研究会をめぐる未成年者飲酒問題で、大学は10月4日に広告学研究会を解散し、同会が主催する「ミス慶應」コンテストも中止になった。ただ、女性乱暴事件については、10月12日付で大学側は「複数回にわたり関係者に事情聴取を行う等、大学として可能な限りの調査を行いましたが、報道されているような事件性を確認するには至りませんでした」と説明し、「捜査等の推移を見守りつつ、厳正な対処を行う」としていた。

   慶應大学の学生に対する処分が報じられると、ネット上掲示板では、

「無期停学?? ほとぼりさめたら復学か? 普通は退学だろう」
「気品損ねる行為<重犯罪だぜヲイ 」
「気品損ねるどころか 社会秩序を大きく逸脱した犯罪行為だろが 。それも下手すりゃ死につながる重犯罪だぞ」

などといった書き込みが相次いでいる。

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