高齢者の運転免許、「自主返納」は何故進まない 「75歳以上は強制に」は極論か

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65歳以上の自主返納は、2%弱に留まる

   自治体などによっては、運転経歴証明書でタクシーやバス、買い物などの割引サービスが受けられる。こうした取り組みもあってか、65歳以上の高齢者で15年に自主返納したケースは、10年前の15倍に当たる27万件にも達した。それでも、65歳以上の免許保有者の2%弱に留まっている。

   高齢者にとっては、免許返納への抵抗感が強かったり、認知症になれば返納を考え付かなかったりする可能性があるようだ。公共交通機関が十分でない地方では、高齢者がスーパーなどに行くにも車がないと不便との声も多い。

   フジテレビ系で11月1日朝に放送された「とくダネ!」では、横浜の事故を報告するとともに、高齢者を巡る免許制度のあり方が議論になった。

   笠井信輔アナ(53)が免許について「毎年更新すべき」と持論を述べると、司会の小倉智昭さん(69)は、色をなして反論した。

「やっぱり年配オヤジたちは、どーしても車好きなんですよね。そういう人たちに『じゃ、免許返せ』と言って、すんなり『おう』って言うかどうかね」

   これに対し、笠井アナらから自分のほか他の人の命を守ることになると指摘があったが、小倉さんはそれでも、「運転しないから、そういうことを平気で言う」「難しいところですよ」と言って譲らなかった。

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