3カ月間で100万食の販売を計画
その牛丼だが、牛肉は「最も牛丼にあう」赤みと脂身のバランスが絶妙な牛肉を厳選し、玉ねぎも同様の国産を使用。タレには7種類の魚介だしを使い、他チェーンのように食材は同時に煮込まずに、食材ごとに最も適した調理法を用いている、とした。「レトルトですか?」という質問には、「社外秘です」ということだった。今後の展開については、
「既存の専門店チェーンを食ってやる、そんな意気込みです」
と自信満々だった。今日から3カ月間で100万食の販売を計画している。
さて、同店を迎え撃つ「御三家」はどんな感想を持っているのだろうか。吉野家ホールディングス広報は、
「回転すしチェーンですので、客層はかぶらないと思いますが、どんな影響が出るのかについての回答は持っておりません」
ということだった。松屋フーズ広報はこう話した。
「まず当社とは(駅前を中心とした)出店立地が異なりますから何とも言えません。ただし、郊外店舗もあるため、そこについての影響は考えなければなりません」
「すき家」を展開するゼンショーホールディングス広報は、
「我々は牛丼を長い間に渡り啓蒙してきたわけですが、お寿司屋さんが牛丼に取り組むと聞いて、牛丼も国民食になったんだな、と嬉しくて感無量です。業績に関する影響については分析しようがありません」
ということだった。