ご飯冷やすだけで太りにくくなる おやつ食べるなら時間を選んで

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

冷やすとデンプンが「快腸デンプン」に変化

   太りやすいとの判定は出たが、ご飯は抜きたくない...そんな人にオススメなのが、「冷たいご飯」だ。

   炭水化物には、「レジスタントスターチ」というデンプンが含まれている。 岐阜大学応用生物科学部・早川享志教授は、これを「快腸デンプン」と呼んでいる。

   通常のデンプンは胃などで消化され、糖分として腸で吸収されるが、レジスタントスターチは消化されにくく、腸まで届いて便秘を予防するなど、食物繊維と同様の働きをする。

   ご飯を冷やすと、デンプンの構造が変化し、消化されにくいレジスタントスターチに変化する。4度くらいで冷やすと最もレジスタントスターチが増えるので、冷蔵庫で冷やしたご飯を食べると最も効果的だ。

   冷たいご飯を食べるのが嫌なら、最初から冷蔵庫に入れない、または冷蔵庫から出して室温に戻してから食べてもよい。ほかの炭水化物にもレジスタントスターチは含まれているので、ラーメンの代わりに冷やし中華、温かいパスタの代わりに冷製パスタを食べるのもOKだ。

ひめのともみクリニック・姫野友美院長「朝食に温かいご飯をちょっと食べて、残ったご飯をお弁当にし、昼食に冷えた状態で食べるのもよい。常温でもある程度デンプンは固まる。意外と冷えたご飯はたくさん食べられないので、量が減るから一石二鳥」

   冷たいご飯を食べる際には注意点も。

日本薬科大学・丁宗鐵学長「レジスタントスターチは冷やすと増えるが、温かいご飯にも入っている。温かいご飯は非常に消化がいい。冷やしたご飯は胃腸が丈夫な人には合っているが、胃腸が弱い人には温かいご飯がオススメ」
姉妹サイト