【女の相談室】米国乳がん検診体験記(第1回) 43歳で「異常あり」結果に「どうして」

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自治体や勤務先による検診はない

   40歳からは毎年乳がん検査を受けるように指示されます。ちなみに米国では、日本のように自治体や会社による乳がん検診はありません。自分で受けに行くしかないのです。私のように婦人科主治医経由で行く、自分で直接予約する、ファミリードクター(内科主治医)に紹介してもらう、といった方法があります。ただし、紹介なしだと新規の患者を受け付けない医療機関があります。主治医経由だと、予約がしやすいのです。

   40歳を過ぎると乳がんの発症率が増えるので、「乳がん予防のための検査」という予防医学的な意味合いの保険が検査費用をカバーしてくれます。ただし、自分が加入している医療保険の内容によって保障額は様々。また検査費用そのものも、病院やクリニック(診療所)の質によって差があります。

   私の場合、子宮がん検診の際に書類を渡され検査に行きました。42歳までは特に問題は起きませんでした。

   ところが2人目を出産して3年後、43歳の時に、初めて検査にひっかかりました。「身内に乳がんにかかった人はいないのに、どうして?」というのが正直な気持ちでした。

=次回に続きます= (米国在住ライター・北雨利香)

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