子どもの足が自転車後輪に巻き込まれる 後部座席の幼児に重傷事故絶えず

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   子どもの足が自転車の後輪に巻き込まれて大けがをする事故が相次いでいるため、国民生活センターは2016年10月、ウェブサイト上で注意を呼びかけている。自転車後部の幼児座席や荷台に座った子どもの足が、後輪のスポークに巻き込まれる、いわゆる「スポーク外傷」だ。

   2016年8月にも、過去5年間で172件のスポーク外傷が起きたため注意喚起をしたが、その後も重傷事故が絶えないので、2度目の呼びかけとなった。

  • 足がスポークに巻き込まれる様子(国民生活センターのウェブサイトより)
    足がスポークに巻き込まれる様子(国民生活センターのウェブサイトより)
  • 足がスポークに巻き込まれる様子(国民生活センターのウェブサイトより)

幼児座席が破損したら絶対乗せない

   同センターのウェブサイトに紹介されている新たな事例は次の2つだ。

(1)父親の運転する自転車の荷台に5歳の娘が乗っている時、後輪のスポークに左足がはまり込んだ。救急外来を受診、左足の皮膚を縫合した。
(2)幼稚園のお迎えで母親が6歳の息子を荷台に取り付けた幼児座席に乗せた。座席は足を乗せる箇所が取れていたが、子どもが大きくなったので大丈夫と思い、そのまま走行したら左足が巻き込まれ、重傷を負った。

   同センターでは次のようにアドバイスしている。

(1)6歳未満の子どもを乗せる時は、幼児座席を必ず使う。ドレスガードを後輪に設置すると巻き込み防止にさらに有効。
(2)幼児座席が破損した場合は絶対に乗せない。
(3)6歳以上の子どもは、道路交通法の規則でも自転車に同乗できないので乗せない。

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