取材先に謝罪を指示されても接触せず、うその報告
一連の問題は両紙が10月12日の紙面に「おわび」を掲載して事実関係を公表。対応が遅れた原因として、記者は問題発覚後の関係各所に謝罪するように指示されていたにもかからず実際にはコンタクトせず、うその報告をしたり、抗議を受けても取材班に伝えなかったりしたことなどを挙げ、
「写真の問題発覚後から男性記者が精神的に不安定になり、詳しく事実関係を聞くことができない事情もあった」
と付け加えた。
中日新聞社は、執筆した記者を停職1か月にする懲戒処分を決めたほか、管理・監督責任として臼田信行取締役名古屋本社編集局長を役員報酬減額、寺本政司同本社社会部長と社会部の取材班キャップをけん責の処分とした。処分はいずれも11月1日付。