タワマン、高層階ほど税金高く 「どんどんやれ」に「ただのひがみ」

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「砂の塔」でも話題の「タワマン格差」

   タワーマンションをめぐっては、相続税が増税された2015年1月以降、高層階の固定資産税が相対的に低いことに目をつけた富裕層が、高層階を購入して相続税(固定資産税の評価額から算出)を節税する動きが広がっている。

   高層階の固定資産税が増税されれば、相続税も引き上げられるので、富裕層に有利な相続税対策との批判を抑えられるとの狙いもあるようだ。

   このところ、タワーマンションの住民の間には「ヒエラルキー」が生まれているとの指摘が多くなっている。「タワマン格差」を取り上げたTBS系の金曜ドラマ「砂の塔 ~知りすぎた隣人」も話題で、居住する階や占有面積、価格帯、賃貸か分譲かによって明確に格付けされ、まるで「階層カースト」のようだというのだ。

   タワーマンションは高層であればあるほど価格もアップする。つまり、高層階であればあるほど「勝ち組」というわけだが、あるタワマン住民の男性は、「たとえばエレベーターの使い方で、自分の住んでいる階よりも上の階からエレベーターが降りてきているときに止めてはいけないという暗黙のルールがあるとか、回数を押すときにいっしょに乗っている人よりも上の階だと軽い優越感に浸れるとかいわれます」という。ただ、この男性は「そんなこと感じませんよ」と、ある種の都市伝説といって笑い飛ばしてもいる。

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