空の缶を残し、昼休みに従業員が外出
混入した原因については、はごろもフーズでは、次のように話す。
「ツナの肉を入れる缶は、フィルムが巻かれた状態から取り出して、洗って製造のラインに置きます。従業員がお昼休みにラインを止めて外に出ますが、この間に虫が缶の中に入ってしまった可能性があります。そのまま気づかずにラインを再開したため、肉を詰める機械に缶が入ったということです」
一方、従業員が工場に入るときに、エアシャワーを浴びるなどしているが、服などに虫が入っていれば完全には防げないとした。これまでに、工場内に虫が入ったケースについては、極めて少ないながらも、まったくゼロではないという。
混入が分かってからは、昼休みのときは空の缶が残らないようにするなどの再発防止対策をしたとしている。
今回の騒ぎで、スーパーに客がツナ缶の返品に来たり、スーパーがはごろもフーズに返品したりするケースも出ているという。はごろもフーズでは、ツナ缶などを含む全CMを10月28日からストップした。