「不適切な内容を含む他のページに移動してしまう」
そもそも、今回の「茨城県警察ホームページ茨城県警-Archive.is」については、県警のサイバー犯罪対策室がページを確認した上で、注意を呼び掛ける判断をしたという。具体的にどのような問題点があったのかについては、
「ただ茨城県警のサイトをコピー(魚拓)しただけではなく、成人向けサイトや賭博に関わるサイトなど不適切な内容を含む他のページに移動してしまう仕様になっていました」
と説明。その上で、「あまりインターネットに詳しくない人が、『偽サイト』だと気付かずに利用してしまう可能性もある」と指摘した。
なお、茨城県警が問題視した「魚拓サイト」を記者が実際に閲覧したところ、ページ中のリンクをクリックした際に、海外の女性のヌード写真などが表示されるアダルトサイトに移動することがあった。それだけではなく、
「ウイルスに感染した可能性があります」
といった文章を表示した上で、マルウェア(不正なプログラム)の可能性があるファイルをダウンロードするよう促す表示が出た場合もあった。
先述の広報担当者は今回の注意喚起について「当然、今後も続ける予定です」としていた。
今回のサイトが単なる「魚拓サイト」ではなく、ウイルス感染の可能性など問題があるサイトだと気付いた人たちからは、
「完全に警告するのが正しい(略)完全な有害サイトだわ」
「警察としては警告出すくらい当然だろ 魚拓サイトが改変していない保証はできない」
などと、県警の対応を評価する声も出ている。