事件性「確認できず」を「なし」と解釈
10月20日の放送では、大学の聞き取り調査で当時の行為を映した動画も大学が確認しており、大学が事件性はないと判断しているとする広告学研究会のメンバーらの証言を紹介した。慶大では、「事件性は確認できていない」とコメントしているだけだったが、このコメントについても「事件性なし」と勝手に解釈して何度も繰り返していた。
さらに、研究会OBらの話として、リーダー格の学生が無期停学になっているとも報じた。
これに対し、27日の放送で宇賀アナは、改めて大学に取材したところ、動画は確認しておらず、事件性なしとも判断していない、停学処分を行ったというのは事実と違うと回答されたと明かした。そのうえで、「この問題については、現在警察が捜査しています。そうした中で、私たちの報道ももっと丁寧にするべきでした」と締めくくった。
今回の放送について、ニュースのコメント欄では、「きちんと謝罪があったことは良い」と評価する声もあるが、「最初から配慮すべきだった」「何でも報道すりゃいいってもんじゃない」と厳しい声が上がっている。