「代替薬あるいはそれ以上に良い薬剤があるというのが現状」
医療大麻に疑問を呈する声は、国内の医療現場からも出ている。医療用麻薬を用いた終末期医療を専門とする緩和医療医の大津秀一氏は26日に更新したブログで、
「医療用大麻も効能は種々言われていますが、がんの症状緩和に関しては代替薬あるいはそれ以上に良い薬剤があるというのが現状であると考えます」
と指摘。続けて、「現場の一専門家としての個人の見解」と断った上で、「医療用大麻は、がんの患者さんの鎮痛に対して、ぜひとも導入してほしいというくらい必要な薬剤ではありません」としていた。
また、元女子プロレスラーのジャガー横田さんの夫で医療博士の木下博勝氏も26日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、
「(医療大麻について)こんなもの認める必要は全くありません」
と一蹴。国内での合法化については「絶対に必要ないですし、今後もないと思います」としていた。