非公開アカウントでの「受けを狙った冗談」
では、なぜそうしたツイートが流出したのか。この男子学生によると、友人らのだれかが匿名のツイッターアカウントを作り、問題のツイートのスクリーンショットを貼りつけて10月10日に公開したとみられるという。いわば仲間内の内部告発だが、このアカウントも、ネット上で話題になるとすぐに削除された。男子学生の実名と匿名の両アカウントも10月27日までに削除されている。
男子学生は、10月8日に実名ツイッターで、クラブのイベントに行った際のことを投稿し、その内容が横柄だとして炎上状態になっていた。翌日にこのツイートを削除したものの、炎上は収まらなかったといい、こうしたことも、内部告発につながった可能性があると推測している。
一方、非公開のアカウントでのミスコン出場者を揶揄するような発言について、男子学生は、ミスコンとは関係ない集まりで他大学の女性と話す機会があり、それについて友人らから聞かれ、受けを狙って冗談を飛ばしたと説明。この女性はミスコン出場者でもなく、女性との性的行為もなかったとしている。
女性2人の顔が分かる画像投稿については、別のクラブイベントで知り合った女性らが近くに寄ってきたので、「3P」に引っかけて冗談を言っただけだとしている。
ただ、男子学生側は、「仲間内での冗談とはいえ、書いていいことと悪いことがあり、今回は言いすぎた非があり不適切だった」とし、ミスコンの司会を辞退したことを明らかにした。
問題ツイートを晒した友人はだれか特定できていないというが、今後の対応について弁護士と協議しているという。
東大広告研究会では、この男子学生について、「司会を務めることは公式に発表してはおりませんし、実際別の者が務めます」と取材に答えた。ツイートにあった他大学のミス出場者との関わりもなかったと認識しているとも言っている。