東京・六本木ヒルズで2016年10月25日、第29回東京国際映画祭が開幕した。レッドカーペットでは「フェスティバル・ミューズ」の女優・黒木華さん(26)に始まり、日本を代表する俳優&監督陣らが顔を合わせた。
イベント終盤では安倍晋三首相も登場し、アメリカからやってきた女優のメリル・ストリープさん(67)らと記念撮影に応じた。
佐々木希さんらに黄色い歓声が飛ぶ
今年の東京国際映画祭は10月25日から11月3日までの10日間で、国内外を含めた204作品が上映される。
日本からは、「Japan Now」部門の「岩井俊二監督特集」、三島有紀子監督の「少女」、中野量太監督の「湯を沸かすほどの熱い愛」、深田晃司監督の「淵に立つ」などが出展された。「岩井俊二監督特集」から女優の黒木華さん、「淵に立つ」からは俳優の太賀さん(23)らがレッドカーペットを歩き、沿道の観客に手を振ってサインの求めに応じた。
中でも一際大きな声援を浴びたのは、特別招待作品の「いきなり先生になったボクが君に恋をした」(朝原雄三監督)でヒロインを演じた女優の佐々木希さん(28)だった。漆黒のドレスを身にまとい、主演の韓流アイドルグループ「SUPER JUNIOR」のイェソンさん(32)と舞台上に並んで黄色い歓声に応えていた。
海外からも、オープニング作品「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」で主演を務めたハリウッド女優のメリル・ストリープさんが登壇し、
「オープニング作品に選ばれて、とっても光栄です。見た時に大いに笑って下さい。泣いてもいいです。ありがとうございました」
とスピーチした。
俳優陣のトリを飾ったのは、クロージング作品「聖の青春」に出演した松山ケンイチさん(31)と東出昌大さん(28)。棋士の羽生善治三冠を東出さん、「東の羽生、西の村山」と称され29歳という若さで死去した実在の棋士・村山聖さんを松山さんが演じており、2人とも黒の羽織袴を着ていた。