タイコさんに『女性』を感じる――。タレントのふかわりょうさん(42)がテレビ内でこんな発言をしたことが話題だ。
国民的アニメ「サザエさん」に登場する波野タイコさんは、美人でおしとやかなキャラクター。誰もが認める淑女に、ふかわさんは一種のエロスを見いだしているらしい。
「『サザエさん』でも唯一、タイコさんには...」
発言のきっかけとなったのは2016年9月24日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で取り上げた、お笑い芸人・ケンドーコバヤシさん(44)のコラム記事だった。
ケンドーさんは長寿マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の登場キャラクター、秋本・カトリーヌ・麗子について「実は、そんなにエロい女じゃないと思う」と主張。「個人的に、良家のお嬢さんにはエロを感じない」とのことで、いくらスタイル抜群であっても、社長令嬢という出自のために「エロさが少ない」と指摘した。
この記事を受け、スタジオではエロスを感じるアニメキャラクターの話題で盛り上がった。
デイトレーダーの若林史江さん(39)は「タイムボカン」のドロンジョや、「まいっちんぐマチコ先生」の麻衣マチコ、「ドラゴンボール」のブルマを例に出し、子供の頃はそうしたキャラのお色気シーンに興奮したと話した。
マツコ・デラックスさん(43)は「Dr.スランプ アラレちゃん」に出てくる女教師・山吹みどりを挙げ、「あんなエロい声のアニメキャラいなかったと思う」と振り返った。その上で、ビジュアル面でのエロさに重きを置く若林さんに対しては「おっぱいが見えるか見えないかじゃないのよ、エロって」と語りかけた。
そうした状況で「あの...」と口を開いたのが、ふかわさんだった。
「『サザエさん』でも、唯一、やっぱりタイコさんにどこか『女性』を感じる描写が...」
「マザコン」「変態」と集中攻撃
「タイコさん」こと波野タイコは、夫のノリスケを陰ながら支える良妻であり、息子のイクラを愛情いっぱいに育てる良母だ。見た目も性格もおしとやかな彼女が、女性らしいキャラクターであることに間違いはない。
だが、タイコさんにエロ要素を見いだすという発想は、若林・マツコ両氏には皆無だったようだ。2人は間髪入れずに「タイコさん!?!?」と口をそろえた。
若林さんから「タイ子さんにエロを感じるの!?」と尋ねられると、ふかわさんは思わず「いや、そのエロ...」とシドロモドロに。その後は「マザコンなんだよ」(若林さん)、「違う違う、変態なんだって!」(マツコさん)と集中攻撃に遭い、最終的には「変態がお送りしております」と自虐的に話題を締めくくった。
スタジオでは全く理解を得られなかった「タイコさんのエロス」だが、以前から2ちゃんねる界隈では「昭和50年代のエロ奥様っぽい」「いかにも団地妻っぽい」などと指摘がなされてきた。今回の放送後もツイッター上には、
「私もサザエさんの中ではタイコさんがエロいと思うけどなぁ」
「タイコさんはエロいというより現役感があるよね」
「タイコさんにエロさを感じるというのはわかる」
といった同意の声が散見された。