栗の渋皮には抗酸化作用成分あり
道端で炭火の匂いにつられ、ついつい買ってしまう人も多そうな焼き鳥にも健康効果が期待できるようだ。
内野氏「鶏は筋肉が多いのでエネルギー源によい。カロリーが低いので、肉を敬遠しがちな高齢者にオススメ」
浅野氏のイチオシは「ねぎま」。ネギに含まれる辛味成分のアリシンが、鶏肉のビタミンB1の吸収を助ける。
惣菜店で目を付けたのは「栗の渋皮煮」。自宅で調理する際はむいてしまいがちな渋皮だが、抗酸化能力がビタミンEの50倍にもなるプロアントシアニジンという栄養素が含まれ、エイジングケア、育毛効果が期待できる。栗の実にはむくみを改善するカリウム、整腸作用があるペクチンが含まれている。
おでん店では、内野氏が「がんもどき」を勧めた。
内野氏「ゴマのセサミン、大豆のタンパク質が動脈硬化を予防する。他の食材のエキスが出た煮汁もしっかりしみていて、実は栄養バランスがよい」
ジャンクフードのイメージがあるギョーザだが、浅野氏いわく「完全食」だ。
浅野氏「皮は炭水化物で、中の豚肉はタンパク質とビタミンB1が含まれ疲労回復効果がある。ニラやニンニクのアリシンはビタミンB1の吸収を助ける。ギョーザを食べるだけで栄養バランスが整う」