試合前日のセックスは「オッケイ」だった サッカー・ロナウドも「集中力高まる」

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

サッカー代表監督「ベッドではパンツを履いて寝てくれ」

   サッカーのワールドカップでも、指導者によって、考え方が正反対だ。2014年のブラジル大会での模様を、同年6月8日付産経新聞(ウエブ版)は米NBCの報道としてこう伝えている(要約抜粋)。

「早々と『セックス禁止令』を打ち出しているのがメキシコ代表のミゲル・エレーラ監督だ。禁欲が選手たちのパフォーマンスを最高に高めると考えており、選手たちにベッドの中ではパンツをはくように勧めている。『私はサッカーのことを考えている。選手もサッカーのことを考えてほしい。40日間禁欲したところで死にやしない』とエレーラ監督はいう」

「一方、『選手は大らかに過ごせ』と主張するのが元コロンビア代表のカルロス・バルデラマ氏。『私が代表だった時、ベスト8以上の成績を残せなかった。それは当時、セックス禁止令が出されていたからだ。もしあの時、もっと開放的に過ごしていたら、より良い成績を残せた。選手は励むべきだ』」

   そして、現役選手の意見も紹介する。ポルトガル代表のロナウドは「それは集中力を高めてくれる」と快楽派、コートジボワール代表のカルーは「サッカーに90分間の純粋な喜びがあるのだから、試合前日は静かに過ごす」と禁欲派だった。

   この論争は、2010年の南アフリカ大会でもあった。同年6月22日付ニューズウィーク誌(日本語版)の「W杯セックス禁止令で勝てるか」はこう報じている(要約抜粋)

「イングランドとガーナ代表に大会中のセックス禁止令が出されたらしい。背景にあるのは、ベッドで頑張って疲れてしまうと翌日のプレーに差し障りがあるという考え。闘争心を促す男性ホルモンのテストステロンが射精で放出されるから、という説もある。おそらく、どちらも間違っている」

「セックスはプロのアスリートが息切れするほど激しい運動ではない。セックスを控えると、長期的にはテストステロンの量が減る可能性もある。『3か月しないと子どもと同レベルまで急減する』とある内分泌学者は指摘する。それにセックスは素晴らしいストレス解消法だ。犯人は寝不足の方かもしれない。大リーグの名監督だったケーシー・ステングルの名言がある。『問題は選手が試合前夜にセックスをすることではない。セックスを求めて夜通し起きていることだ』。禁止令でイングランドとガーナの選手がよく眠れるのは確かかも」

姉妹サイト