作家で元東京都知事の猪瀬直樹さん(69)が女優で画家の蜷川有紀さん(56)と交際していることが、「熱愛」「真剣交際」などとスポーツ紙に報じられた。
芸能ニュースでは定番の「熱愛」という表現だが、熟年カップルでも「熱愛」なのか、と感じる人もいるようだ。
「先生」「ユキボー」と呼び合う仲
昼下がりの住宅街の一角には、仲睦まじくテニスに興じる熟年男女の姿が...。2人の交際は、週刊新潮が2016年10月27日号のグラビア記事で報じた。
蜷川有紀さんは、5月に亡くなった演出家の蜷川幸雄さんの姪に当たる。1981年ににっかつ映画「狂った果実」に主演するなど女優の活動を続けてきたが、ここ10年ほどは画業に力を入れている。
各紙の報道によると、蜷川さんは、ダンテ「神曲」の絵を描いており、そのことで意見が聞きたいと、友人の紹介で1月に猪瀬さんと会った。猪瀬さんの著書のファンだったといい、2人の交際は2月から始まった。夏ごろには、週末になると蜷川さんが東京郊外の猪瀬さん宅に通うようになったという。
2人はマスコミ取材に交際を認め、猪瀬さんは、自分が作家らの評伝を書いていることを理由に、「あなたを理解できるのは僕しかいません」と告白したそうだ。蜷川さんも、「一目ぼれをされたみたい」「時々叱られますが、『蜷川幸雄よりはマシでしょ』というのが口癖です」とのろけた。2人は、「先生」「ユキボー」と呼び合う仲だとか。
猪瀬さんは3年前に妻を亡くし、蜷川さんは2年前に離婚しており、独身同士だ。再婚するかについては、17年5月に予定している蜷川さんの絵の展示会が終わってから考えるという。
2人の交際について、ニュースのコメント欄などでは、「お互い独身なら別にいいのでは」「中高年の恋愛って微笑ましいね」「そっとしといてあげたら?」などと祝福する声が上がっていた。
一方、スポーツ紙などが、芸能人の交際が発覚した際には常套句の「熱愛」という表現で報じていることについては、違和感を覚える人もいるようだ。ツイッターでは、「彼はもうすぐ70歳 熟年の愛なら『熟愛』でもいいし 再婚でも晩婚だから『晩愛』でもいいのでは?」といった指摘も出ている。