鳥取県中部を震源とする最大震度6弱の地震をめぐり、情報番組「ミヤネ屋」(読売テレビ)の中継で「放送事故」があったと話題になっている。
鳥取市からの中継映像を映した際、画面上に「島根・鳥取市」とのテロップが表示された。島根県では、今回の地震により東部で最大震度5弱を観測しているものの、鳥取市は島根県ではない。テロップを見た多くのネットユーザーが「パニックだったんだろうな」と放送現場の混乱を察した。
司会の宮根誠司さんは島根県の出身
16年10月21日の放送では、「ミヤネ屋」は放送開始からおよそ14分で鳥取の地震があった。このため、番組は鳥取市からの中継映像に素早く切り替わったが、画面右上に「島根・鳥取市」のテロップがあった。
しばらくするとテロップは消えたが、視聴者はこのテロップをすぐさまツイッターで報告すると同時に
「パニックだったんだろうな」
などと相次いで感想を投稿した。隣接する島根県と鳥取県は間違われることも多いため、
「地震に乗じて占領してくるとは島根おそるべし」
「紛らわしいからね、しょうがないね」
などといった声も相次いだ。ちなみに、番組司会の宮根誠司さんは島根県の出身だ。同番組は結局、最後までテロップの誤りに触れなかった。
気象庁によると、今回の地震による津波の心配はない。鳥取県では最初の地震の後も、地震が続いており、震度6弱の震度を観測した鳥取県倉吉市などでは住宅の被害なども報じられている。