謎のシンガーソングライター「ピコ太郎」の勢いが止まらない。意味不明だが中毒性の高いフレーズが国内外の若者に受け、「ペンパイナッポーアッポーペン」(PPAP)は2016年10月19日付の米ビルボード総合チャートで77位にランクイン。日本人としては26年ぶりの快挙を成し遂げた。
そんなピコ太郎のプロデューサー(P)だと言っているのが、見た目そっくりのお笑い芸人の古坂大魔王さん(43)。ピコ太郎は一気に有名になったものの、ネット上には、「古坂大魔王を知らない」「顔見ても誰?って感じ」といった書き込みが相次いでいる。
「『ピコ太郎は古坂大魔王』って言われても・・・」
ピコ太郎は8月にYouTubeに投稿した動画「PPAP」で大ブレークし、9月30日~10月6日付の週間再生回数ランキングでは日本人で初めて世界一に。公式動画チャンネルの総再生回数は20日18時時点で7100万回を超えている。
10月7日には世界134か国で楽曲の同時配信をスタート。14日には音楽番組「ミュージックステーション」(テレ朝系)に出演するなど、地上波でのテレビ出演も急増中で、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
そんなピコ太郎の「正体」とされているのが、芸歴24年目のベテラン芸人の古坂さんだ。見た目や声質はソックリで、2人はテレビ番組で「共演していない」。古坂さんのブログを見ても、ここ最近の記事はピコ太郎の話題ばかりだ。
古坂さんはあくまで「別人」だと主張しているが、ツイッターなどでは「ピコ太郎=古坂大魔王らしい」といった指摘が止まない状況だ。こうした声が高まる一方で、若者を中心に「古坂大魔王を知らない」という声も目立ち始めるようになった。
ツイッターやネット掲示板には、
「古坂大魔王って聞いたけど顔見ても誰?って感じ」
「『ピコ太郎は古坂大魔王』って言われても古坂大魔王さんを知らないからリアクションが取れない」
「正直古坂大魔王が何者かいまいちわかってない」
といった書き込みが数多く出ているのだ。