「青森市はいじめの有無を早く示せ!」 自殺生徒写真問題で夜回り先生が一刀両断

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いじめ「濃厚」としながらも結論は先に

   これまでの新聞報道によると、亡くなった葛西りまさんは、自らのスマホに遺書を残しており、「二度といじめたりしないでください」として、複数の名前を挙げている。中学1年のときから、無視されたり暴言を吐かれたりいじめを受けていたといい、16年6月には、ラインで悪口を書かれるなどしたとして、遺族が学校側に訴え、学校でも複数の生徒を指導したとしていた。

   コンテストの写真は、夏休み中の8月15日に撮影された。それからわずか9日後の始業式に出た翌日に自殺した。

   青森市教委の教育長は9月1日、いじめの可能性は濃厚だと認め、7日に第3者委を設置した。青森県警も、生徒らから事情聴取するなど捜査に乗り出している。

   しかし、ほぼ同じ時期に自殺した別の中1男子生徒については、青森県東北町教委が9月12日、「いじめがあった」と断定までしている。青森市教委は、いつになったらいじめの有無を示すのだろうか。

   市教委の指導課では、J-CASTニュースの10月20日の取材に対し、第3者委が生徒らへのアンケートをもとに調べており、今年度内にも最終報告をまとめると明らかにした。東北町に比べて遅れていることについては、SNSも調べなければならないなど状況が違うことを理由に挙げている。

   なお、賞取り消しについては、黒石市から相談などは一切受けていなかったと言っている。

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