2016年いっぱいでAKB48からの卒業を表明している「ぱるる」こと島崎遥香さん(23)が、2016年10月18日、これまでのツイートを全部削除した。その直前には、自らが主戦するドラマの評判について弱音ともとれるツイートをしたばかりだった。
島崎さんは、10月4日にはインスタグラムの書き込みだけでなくアカウントごと削除したばかりで、ツイッターの大量削除も今回が初めてではないようだ。ファンからは「過去の自分を消したくなるのでは」「リセットしたいのでは」といった声があがっている。
「声優軽視」批判にもツイッターで反論していた
島崎さんは2015年7月にツイッターを開始し、フォロワー(読者)は67万人もいる。島崎さんにとっては自らの意見を伝える貴重な手段でもある。島崎さんは10月3日の卒業発表時に、
「今すぐに、簡単に『女優さんになります』って言えるほどの実力もないですし...」
と前置きした上で「ずっと夢だったこと」として
「それはジブリの声優さんをやりたいなって」
と述べ、それが「声優の仕事を軽視している」などと批判を浴びていた。この批判に反論したのもツイッターで、10月4日夜には、
「声優になると言った覚えはありません。それに、なると言ったところで簡単になれるような職業ではないです」
と書き込んでいた。
10月18日未明には、放送が始まったばかりの主演ドラマ「警視庁 ナシゴレン課」(テレビ朝日)に触れていた。ファンから、過去の出演ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ)の演技と比較する形で
「ぱるるの演技、ノレてないなぁ。ゆとりですがなにかの方がノレてた」
といった声が寄せられたのに対して、島崎さんは
「本当に私、ボロクソです。申し訳ありません。葛藤の日々です。未だ、彷徨っております。ただただ苦しい...。」
と返信していた。
だが、10月18日午後には、このツイートを含めて過去の書き込みが全部削除された。
島崎さんのツイートの削除を指摘するまとめサイトには
「過去の自分を断ち切りたいんだろ」
「気分的にリセットできるよ」
「気楽に考えた結果全削除してるんだと思うが」
といった声が寄せられる一方、総じて「島崎さんらしい」とも受け止められているようだ。
ラジオでも「自分の中できつい」「厳しい中でやってる」
削除当日の10月18日夜に文化放送で放送された「島崎遥香のぱるラジ!」でもドラマに言及。30分のドラマ1話を撮影するのに1日しかかけられず、台本が渡されるのも撮影の1~2日前だという状況を明かし、
「本当にセリフが覚えられなくて、自分の中できついというか、厳しい中でやってるんですけど、共演者の皆さんがすごく優しくて、でもその優しさがまた辛くて...。私がセリフが飛ぼうが間違えようが、本当に優しい目で見守ってくれるのがまた辛くてですね...」
と、苦しさをにじませていた。
10月19日夕方時点ではツイートを再開しており、今は2つのツイートが見られる状態。ドラマで共演した中田喜子さん(62)がブログで島崎さんのドラマのことを紹介していたことを知らされ、絵文字つきで「泣ける」と書き込んでいる。