「今のところ再放送も、ネット配信も予定はありません」
番組が終わると、
「ほぼ達川だけで2時間乗り切った tss オカシイw」
「今年一番おもしろかったテレビ番組はTSS黒田博樹引退特番(達川光男独演会)」
などのツイートが出て盛り上がったため、番組を見る事が出来なかった人たちからは、「俺も見たかった」などの大合唱がツイッターなどに起こり、
「こういう番組こそネットで見られるようにして欲しい」
「1000円払ってもいいから配信してくれ!」
などといった要望も出た。
J-CASTニュースが16年10月19日にTSSの編成部に取材したところ、やはり、
「ここまで会見が短いとは思っていなかった」
と打ち明けた。15分~20分、長ければ30分と予想していたという。このため、黒田投手の会見は3回繰り返して放送した。
ただし、TSSは周到な準備をしていたため不安は無かったそうだ。その準備というのは黒田投手のこれまでの軌跡を紹介する映像と、2人のアナウンサー、そして達川さんだ。達川さんは野球中継の解説をTSSで担当しているなど信頼関係がある。また、黒田投手に対する思い入れが強く、交流を通じての多くのエピソードを持っており、番組内で活躍してくれるのは織り込み済みだった、ということらしい。
高視聴率が取れたのは達川さんのトークもそうだが、番組自体が、黒田投手の会見をリアルタイムで見ることができなかった視聴者にも録画で見てもらえるように2時間枠を取ったという経緯があり、番組全体を通して見てもらえたのではないか、と話している。
なお、TSSは、ネット上で番組の配信を希望している声が盛り上がっていることに対しては、
「今のところ再放送も、ネット配信も予定はありません」
と話している。