J-CASTニュースを運営するジェイ・キャストは2016年10月18日、東京・内幸町の日本プレスセンターで創刊10周年の「感謝の会」を開き、約300人が出席した。
あいさつに立ったノンフィクション作家の保阪正康さんが、ネット上の誤情報が一人歩きして正しい情報として受け止められることが多い現状を「虚像が実像化したあげく、実像が虚像化していく」「おぞましい感じがする」状態だとして、J-CASTニュースに
「このおぞましさをJ-CASTの方は、ぜひ手直ししてほしい。歴史が10年続いたというのは、その手直しの期間がまだまだあるということだと思う」
とエールを送った。
保阪正康さんらがエール
このほか、テレビキャスターの安藤優子さん、作家の江上剛さん、「乗換案内」で知られるジョルダンの佐藤俊和社長があいさつに立った。
会の冒頭、J-CASTニュースの発行人の蜷川真夫・ジェイ・キャスト代表取締役は、この10年を振り返るとともに、ブログについて「独立系ネットメディアの先駆者」と表現し、ネット掲示板やSNSも「仲間、同志」だとした。このあいさつに対して、出席していたブロガーのいしたにまさきさんは、会の終了後、
「ここなんですよねえ。J-CASTニュースの10年というのは、そういう10年だったんですよ」
と書き込むなど、「感謝の会」の様子をブログやツイッターに投稿する人も相次いだ。
J-CASTニュースは2006年7月26日に創刊した。