「大谷の165キロ」は打てるのか 対策バットも開発?

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選球眼をさらに養う必要性

   各チームは「大谷攻略なくして日本ハムに勝てない」といったところから対策を練ってくる。剛速球投手を打つのに、よく投手プレートより1メートル前から打撃投手に投げてもらう練習をしたが、この旧来の方法を復活させることになるだろう。

   それと「ボール球に手を出さない」選球眼をさらに養う必要が出てくる。大谷は立ち上がりのコントロールに難がある。そこを突いて先取点を取り、逃げ切ることが出来れば勝機が生まれる。日本ハムに先行されると、大谷攻略はさらに困難になるだろう。

   かつて巨人のエースだった江川卓を思い出す。江川も立ち上がりが不安で、負けるときは先取点を奪われたときが何度かあった。立ち上がりを無難に乗り切ってコントロールが定まると、そのまま投げきったものである。大谷もそんなタイプに思える。

   運動具メーカーは「165キロを打ち抜くバット」の開発をするはずである。どのスポーツ種目でも道具の進歩は著しく、野球も大谷の出現によってさらに進むと予想できる。

   大谷は「時代を変える野球人」といえるだろう。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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