ドラム・マガジン編集部「どうやって叩いているんだ!」
にゃんごすたーが本格的に活動を始めたのは15年7月ごろ。青森県内の音楽フェスなど数多くのイベントに出演しており、地元での知名度は徐々に高まっている様子だ。16年1月29日には、青森テレビのローカル番組「わっち!!」への出演も果たした。
ドラムのレパートリーは「紅」だけではないようで、公式Youtubeチャンネルには、米ハードロックバンドの「Mr.BIG」や、米ヘヴィメタルバンド「Slipknot(スリップノット)」の楽曲を演奏する動画もアップされている。
さらに、ドラム専門誌の「リズム&ドラム・マガジン」が主催するドラムコンテストにも参加しており、セミプロや過去のコンテスト入賞者を対象とした「マスター・コース」で、二次審査を突破。審査員を務めるプロのドラマーも、その腕前を認めているようだ。
「リズム&ドラム・マガジン」編集部はJ-CASTニュースの取材に対し、
「着ぐるみに目を奪われがちですが、演奏自体も相当なレベルですよ。パフォーマンスを加味した部分があることは確かですが、決してイロモノ枠というわけではありません。確かなテクニックを持っているだけでなく、ドラミングのアプローチも応募者の中では『異質』で、演奏面を高く評価しての二次審査突破になります」
と話す。その上で、「初めて映像をみたときは、うちの編集部でも『どうやって叩いているんだ!』とちょっとした騒ぎになりましたよ」と笑っていた。
インターネットで急速にファンが拡大していることについて、にゃんごすたー「本人」は17日のJ-CASTニュースの取材に対し、
「びっくりなんですけど、マジで嬉しいッス」
と一言。ドラムの演奏テクニックに驚きが広がっていることについては、「腕が短くてシンバルに届かないこともあって大変です。あと、夏場は本当に地獄ッス」と話していた。
名前の由来については「もちろん、ビートルズのリンゴ・スターからとっています」と説明。名付け親は、にゃんごすたーのバンド仲間だそうだ。