ここ数年、渋谷駅前など東京都内の道路が仮装した人であふれる「ハロウィーン」について、タレントの水道橋博士(54)が、テレビ番組で「東京都は全面禁止すべき」と主張し、出演者の多くから賛同の声があがった。
おむつを替えるための部屋が仮装の着替えに占拠されたり、奇抜な仮装で周りの人が困惑したり、ごみが散らかったりする、というのがその理由だ。ハロウィーンの経済効果はバレンタインデーを上回るという試算もあるが、警備や清掃にも莫大な経費がかかっているとも指摘され、年々派手になる一方の街頭でのハロウィーン騒ぎに、周囲からは厳しい目が注がれるようになっている。
「地方でやるのは全然問題ない」
水道橋博士は、2016年10月13日放送の「バイキング」(フジテレビ)のコーナー「今日だけ言わせて!私の提言!!」で、
「東京都はハロウィーンを全面禁止すべき!」
と提言した。ハロウィーンはケルト人が起源の農業を祝う祭りだとして、水道橋博士は「なんで都会でやってんだ」と指摘。
「地方でやるのは全然問題ない。東京でやることに様々な問題を含んでいる」
と訴えた。この提言に、出演者6人中4人が「賛成」の札をあげた。
「賛成」の札をあげたお笑いコンビ「フットボールアワー」の後藤輝基さん(42)は
「全面禁止かは分からないが、ちょっと訳の分からん方に盛り上がりすぎている。いろんな騒動になったりとか...」
と話し、2015年のハロウィーンシーズンに体験した出来事を紹介した。後藤さんは子どものおむつを替えようとショッピングモールのおむつ交換用の部屋に入った際、仮装のために着替えをしていた女性が「キャーッ!」と悲鳴をあげたという。後藤さんは
「ここまで盛り上がるか、っていう感じもする」
と過熱ぶりに困惑していた。