かんぽ生命が2020年に照準 「100周年」機に新ビジネスモデル

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団塊の世代向けに

   郵便局の窓口で契約できる手軽さもあり、かんぽ生命の被保険契約者は約2400万人と全人口の約2割を占める。このうち約6割が女性で、契約者の約6割を50歳以上が占めるなど、「大手生保と比べ、女性と中高年層に強い」(幹部)のが、かんぽ生命の特徴だ。

   このため、かんぽ生命は「団塊の世代が70歳以上になる2020年に向け、高齢者に安心して契約してもらえる安定性と革新性を兼ね備えたビジネスモデルを構築する」としている。日本最大の保有契約のビッグデータを活用し、個人の健康状態に応じた保険料を設定したり、引き受けから支払いまで迅速、正確に行う事務システムを開発したりするという。郵政民営化から早くも10年。果たして狙い通りのサービスを展開できるか。今後、真価が問われることになる。

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