「ロックを舐めている」 ボブ・ディラン日経記事が大物議

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ディラン本人は「受賞」に触れず

   ただ、寄せられた批判の中には「ロックを芸術に高めた」という表現の意味を取り違えていると思われる投稿もあった。

   記事の本文では「ディラン氏の功績がロックを芸術にした」という意味で使われている表現を、「ノーベル文学賞がロックを芸術にした」と取り違えた読者が出たようなのだ。実際、記事に対しては「なるほどこれは納得」など、好意的な意見もネット上に寄せられていた。

   J-CASTニュースは14日、このような表現を用いた理由について日経新聞広報室に取材したが、回答はなかった。

   今回の日経記事をはじめ、国内メディアでは13日夜から14日にかけて、ディラン氏の文学賞受賞を称賛する報道が目立つ。経済紙の日経新聞ですら、14日の朝刊では4個面にわたってノーベル文学賞に関する記事を掲載した。

   しかし、当のディラン氏本人はノーベル賞の受賞発表を意に介さぬ、ということなのか、NHKなどの報道によれば、受賞が決まった後に行われた14日正午(日本時間)のライブでも、ノーベル文学賞について一切言及しなかったという。

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