ベッキー「長髪バッサリ」は寄付のため 有名人に広がる「ヘアドネーション」の輪

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ブログやSNS、口コミで拡大

   ヘアドネーションについて、髪の寄付受付からウイッグ製作までを扱うNPO法人「Japan Hair Donation & Charity(JHDAC=ジャーダック)」の渡辺貴一事務局長は、J-CASTヘルスケアの取材に対し、「09年の法人設立以来、寄付の量は右肩上がりで増えています」と明かす。毎日50~100件の髪が郵便で送られてくるという。だが実は、「予算の都合もあって、大々的にPR活動ができているわけではありません」。では、なぜ広がりを見せているのか。

「ひとつは、有名女優の方々が発信しているためだと思います。柴咲コウさんや水野美紀さんが寄付をされた影響はとても大きく、ボランティアにあまり関心がなかった方々の興味も引かれたようです」

   確かに、柴咲さんの投稿に対しては「恥ずかしながら知りませんでした。私もいつかヘアドネーションします!」といったユーザーの声が多く寄せられていた。ただ、こうした芸能人の発信の例は多くはない。

「実際に寄付された一般の方々が、ブログやSNS、口コミで広めてくださっている影響もあります。長い髪を切ると、かなり目立って会話になりますよね。そこで『ヘアドネーションしたんだ』と隠さずに胸を張って伝えるのは自然なことで、どんどん拡大しているのだと思います」(渡辺氏)

   寄付の方法はそれほど難しくはない。JHDACの活動に協力している「賛同美容室」が全国にあり、そこでカットの際に申し出れば、個々の美容室にもよるが、特に手間もなく寄付できる。都内のある賛同美容室の美容師は、「ロングヘアをカットされるお客様は、ご自身から寄付したいと申し出る方もいれば、美容師から寄付をご提案させていただくこともある」と取材に答えた。

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