日本労働組合総連合会(連合)は2016年10月7日から、求人情報と実際の労働条件が異なる「ブラック求人」に関する体験談をツイッター上で募集する「ホントにあった怖いブラック求人キャンペーン」を実施している。期間は31日まで。
対象となるのは、ハッシュタグ「♯ブラック求人あるある」付きで呟かれたツイート。すでにツイッターには、
「ハロワの紹介で面接を受けたら、試用期間中は失業保険をもらいながら働いてと言われた。 もちろん、会社からの給料は出ない」
「新卒出社1日目に上司と先輩に別室へ呼び出され、実際の初任給が求人より低いがこの先輩も同じだったから我慢してくれと言われる」
「『福利厚生 有休あり』とあったが、有休を1日申請しただけでも『有給休暇をとるやつはダメ社員だ!』と社長から30分説教され許可されない」
といった生々しい体験談が数百件単位で寄せられている。
厚生労働省の労働政策審議会(労政審)では9月15日から、実態と異なる情報で求人を募集する企業への罰則強化の議論が始まっている。連合の広報担当者は10月13日のJ-CASTニュースの取材に対し、「今回のキャンペーンの結果は、審議会の中で示す予定になっています」と話した。