「瀬戸内48」にNMBの兼任希望相次ぐ 埋もれ組が夢見る「移籍」の成功

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   AKB48グループで、瀬戸内7県を運航する船上劇場を利用する「SETOUCHI=STU48」を開設することが突然発表された。具体的な内容はほとんど明らかになっていないが、瀬戸内から近い大阪を拠点にするNMB48のメンバーからは、早くも「兼任したい!」といった声が出ている。出身地のファンに恩返しができることに加えて、「チャンス掴みたい」というのがその理由だ。

   AKB48から地方のグループに移籍後、存在感を増したメンバーは多い。STUのスタートが、他の姉妹グループにどんな影響を与えるか注目されそうだ。

  • 「STU48」では、瀬戸内7県を船上劇場が運航するという(写真はイメージ)
    「STU48」では、瀬戸内7県を船上劇場が運航するという(写真はイメージ)
  • 「STU48」では、瀬戸内7県を船上劇場が運航するという(写真はイメージ)

瀬戸内7県を運航する船上劇場

   「STU48」は、16年10月10日に開かれた「じゃんけん大会」終盤に発表された。分かったのは、兵庫、岡山、広島、山口、愛媛、香川、徳島の瀬戸内7県を運航する船上劇場が17年夏にスタートする、ということだけ。AKB48グループの運営会社による発表資料では、

「7県に囲まれる瀬戸内海を航行する船に劇場を作って活動する『SETOUCHI48』。グループ初の試みになる新しい姉妹グループ『STU48』は、2017 年夏から出航します」

と説明されており、「新しい姉妹グループ」ができることまでは明らかになったが、それでも分かっている情報は少ない。

   総監督の横山由依さん(23)は「まだ謎なことも多いですけど...」と戸惑い気味だったが、早くもNMB48のメンバーからは興味を示す声が出ている。

出身地のファンに恩返し

   香川県出身の川上礼奈さん(21)は10月10日夜、ツイッターに

「書いちゃまずいかもだけど...瀬戸内48 と兼任したい!香川県でずっと応援してくれてるファンのみなさまにも恩返し出来る!挑戦してみたいな!チャンス掴みたいです!」

と書き込んだ。この書き込みに、広島県出身の沖田彩華(おきた・あやか)さん(21)は、

「おなじく。。。」

と返信、兼任に前向きだ。千葉県出身の石塚朱莉(いしづか・あかり)さん(19)は、

「船酔いせんかったら大丈夫\(^o^)/」

と2人の背中を押し、改めて

「瀬戸内48 めっちゃすてきやと思う!船の上で公演だなんてロマンチック過ぎる ほぼ毎日劇場公演があるからその度に出向するんやろ?ロゴもマリンテイストで可愛かった衣装もきっとかわいい」

と書き込んだ。「出向」がNMB48からの「出向」を意味するのか、海上劇場の「出航」の誤字なのかは明らかではないが、STU48に強い関心を示していることは間違いない。

   城恵理子さん(17)も、

「私兵庫県出身...(^q^) なんなら瀬戸内の方が近い...かも!笑」

と書き込んだ。

   NMB48以外にも、HKT48の荒巻美咲さん(15、福岡県出身)が

「なにそれ!?兼任したい^_^;」

と書き込んでいる。

移籍先で存在感を増すケースが多い

   この4人のNMBメンバーのうち、16年の「選抜総選挙」にランクインしたのは25位の沖田さんのみ。環境を大きく変えることでチャンスを狙う考えもありそうだ。

   過去にAKB48から他グループに「移籍」したケースでは、HKT48の指原莉乃さん(23)、多田愛佳(おおた・あいか)さん(21)、ジャカルタ・JKT48の仲川遥香さん(24)、新潟・NGT48の北原里英さん(25)らが比較的「成功例」だと考えられている。東京のAKBでは埋もれ気味だったメンバーが移籍先で存在感を増した、というわけだ。

   ただ、STUに「移籍」を言い出したメンバーはまだおらず、「兼任」でどの程度大きく環境が変わるかは未知数だ。

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