韓国総領事館「事実関係は分からない」
一方、2ちゃんねるなど日本のネット上では、在日韓国人の仕業ではないか、といった根拠のない憶測も出ており、中には韓国人観光客らの自作自演ではないかと疑う向きさえあった。
韓国人観光客が相次いで暴行を受けているという報道は、どれだけ事実関係が分かっているのだろうか。
大阪の韓国総領事館は、J-CASTニュースの10月12日の取材に対し、文化担当者が次のように答えた。
「男性ご本人が『被害を受けた』と相談に訪れたのは間違いありません。帰国の日程があって、警察に申告できないとのことでした。こちらでは、事実関係までは確認が取れてないです。韓国人への差別があったかについても、特定できていません。9月末に別の暴行があったことなどは、こちらでは聞いていないです」
ただ、道頓堀は飲み屋が多く、韓国人観光客がぼったくりに遭うなどのトラブルは結構あるそうだ。今回のホームページでの注意呼びかけについては、「そのようなことも含めて、被害を受ける可能性があると考えて行いました」と説明した。実際に、ケンカになって殴られるなどのケースもあったという。しかし、これまでに韓国人への差別的発言などがあったかは分からないとしている。
ネット上で出ている在日説や自演説については、「常識外れなことであり、そんなことはありえないと思います」と話している。