思春期に悩むことがニキビだが、最近は大人のニキビも増えてきた。鏡の前でため息をつくオトナ女子の慰めになる言葉が、よく言われる「大丈夫! ニキビができるのは若い証拠。いつまでも若々しい肌でいられるよ~」。
最近、この言葉が科学的に正しいという研究が発表された。若い時にニキビで悩むことが多かった人ほど、「長生き遺伝子」が長く、肌の老化を防いでいることがわかったのだ。
肌がキレイ過ぎる人は、体の中が病気になりやすい?
従来から、お肌の専門家である皮膚科医やエステサロン関係者の間では、若い時期にニキビで悩んだ人は、年をとってから意外に肌が若々しく保たれることは「定説」だったようだ。東京・成城のエステサロン「レイシラ」オーナーのウェブサイト「美肌で幸せな毎日」(2015年11月10日付)には、むしろニキビがなく肌がキレイすぎる人はご用心、と書いてある(要約抜粋)。
「肌がキレイ過ぎる人は、実は体の中が病気になりやすいかも。要注意でございます。名言があります。『美人薄命』。肌がキレイ過ぎる人は、肌から汚れが出せない人です。皮膚は臓器の鏡。皮膚は排泄器官。皮膚って、体の中の血液が汚れて病気にならないよう、皮膚からニキビや吹き出物として出してくれるの。これが自然治癒力。人間って、すごーい! ヒャッホー! ニキビが出来るって、実は体の血液浄化作用が出来ているってこと」
もちろん、「ニキビはオッケイよ!」と勧めているわけではない。肌からではなく体内の臓器から汚れを出すよう体質改善をしよう、と続いていく。