医師の35%「患者と恋に落ちるのは仕方ない」
医療健康サイト「日経Gooday」は2014年12月24日、「医師2887人に聞いた『患者と恋に落ちるのってアリ?』」とする記事を掲載している。それによると、20~70代の現役医師にアンケートをとったところ、「相思相愛になったことがある」のは全体で5.0%いた。また、「患者との恋」について意見を聞くと、「避けるべき」が65%に対し、「仕方がない」は35%だった。
アンケートでは、自由記述で医師が見解を寄せている。「患者との恋愛NG」派は、「倫理的におかしい」「他の患者との間で、治療法等で差が出る」「仕事中に冷静で公平な判断ができなくなる」と、医師としてのモラルや治療への悪影響を心配する。「なってしまって、後に困った」との声もあるが一体何があったのか。
一方、「OK」派は、「出会いは突然だ」「お互い人ですから」と、患者とはいえ恋心を抱くのは自然とする。「知り合いで2組います」と身近で結婚した例を挙げる人もいる。ただ、多くは「医療とは関係なく付き合えれば」と、公私混同は避けるべきと前置きしている。
外科医を名乗る男性はコラムサイト「ケイクス」で2015年1月16日、「たまーに、『あれっ』と思うほど美人だったり、すごくタイプの患者さんと会うことがあります。我々医者も人間ですし男ですから、そんな時はちょっと動揺します......が、なんとか動揺を見せずに淡々と診察する術は心得ております」と気持ちを制御しながら治療にあたっている様子を明かす。