小池都知事「自己検証の限界を露呈した」
「作業空間」については、9月30日に都が発表した盛り土問題の調査報告書にも掲載されていたことが分かった。そこでは、「技術会議の独自提案としてモニタリング空間が提示された」と書かれている。
技術会議の提言の真偽については、10月7日の経済・港湾委員会で取り上げられ、公明党議員から「都側の提案だったのではないか」と追及された。これに対し、岸本良一中央卸売市場長は、「指摘のとおりで、間違いだった」と認めて、ウソをついていたことを陳謝した。
小池百合子都知事も、この日の定例会見で質問を受け、「(委員会での担当部長2人の)答弁が十分でなかったのは、残念、遺憾としか言いようがない」と答えた。盛り土問題の調査報告書についても、「自己検証の限界を露呈した」とし、議会での議論を踏まえ、「全体をチェックし直したうえで、第2段階の報告書をまとめることができればと思っている」と述べた。