心配なものを食べさせるなら、平日の午前中に
これでは、ママさんたちはどうしたらよいか、迷ってしまう。2016年8月22日付朝日新聞デジタル「離乳食 遅らせるとアレルギーにならない?」の中で、ママさん小児科医の森戸やすみさんが、こうした最新研究の結果もふまえ、こうアドバイスしている(要約抜粋)。
「実は、離乳食の開始を遅らせても、特定の食物を除去しても、食物アレルギーの発症を防げないことはわかっています。『離乳食を始める前に、心配だからアレルギーの検査をしてください』という保護者の方が来ますが、その必要はありません。理論上、どんな食材でもアレルギーになる可能性があります」
「アレルギーが心配なものを食べさせるなら、平日の午前中にしましょう。何かあったら小児科にかかることができます。量はまず一口から。食物アレルギーは通常、1~2時間で症状が出ます。何もなければ徐々に増やしていきます。親御さんが食べているものなら何でもあげてみましょう。一緒に食べられたら楽しいし、成長発達のために子どもは幅広く、多彩なものを食べなくてはいけません」