富士通が、パソコン事業を世界最大手の中国レノボ・グループの傘下に移す方針で調整を進めていると、2016年10月5日深夜から6日にかけて複数のメディアが報じた。富士通は16年2月にパソコン事業を分社化しており、そこにレノボが株式の過半数を出資する方向で調整しているという。
日経新聞や朝日新聞の報道によれば、富士通の「FMV」ブランドは維持される見込み。両社は、早ければ10月中の合意を目指すという。
こうした報道を受け、富士通は6日午前に「本件を含めて、様々な可能性を検討しておりますが、決定しているものはありません」とのコメントを発表した。一方、レノボ側からは同日16時30分時点では何の発表もない。