「7歳児」が突出する歩行中の交通事故死傷者 実は高齢者より多い子どもたち

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危険な道路や交差点を「子どもに見せておく」

   では、子どもの死傷者を減らすには、どうすればよいのか――。

   2016年10月5日に、J‐CASTニュースが交通事故総合分析センターに聞いたところ、

「学校の登下校時の交通事故は、小学校入学時の6歳から急増してきます。保育園や幼稚園のときには保護者の送り迎えするので、子ども自身が危険を意識することはありませんから、おそらくはそういったことが影響していると推察しています。6、7歳の年齢の子どもが交通規則を理解して行動に移すこともなかなか難しいといえますが、それでも保育園や幼稚園のころから、交通安全のための行動やできるだけ危険な道路を意識させるようにしたほうがいいと思っています」

と話した。

   たとえば、小学校の通学路の中で、道幅が狭いのにクルマの交通量が多い場所や事故が起きやすい危険な交差点を、「子どもに見せておくこと」などが交通事故防止の対策になる、と説明する。

   子どもの歩行中の交通事故は、8歳以降は減少傾向にあるため、「子ども自身が危険な状況に遭遇し、その経験から、どのような行動が危険かを学んでいるのかもしれません」ともいう。保護者などの大人が交通安全指導を、地道に積み重ねていくしかないようだ。

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