東京都の小池百合子知事の就任後初となる都議会代表質問が2016年10月4日に行われ、東京五輪・パラリンピック計画の見直しについて「1か月をめどに都として一定の結論を得るよう努力したい」と述べた。
五輪を巡っては、開催費用などを検証する都の調査チームがボート・カヌー会場「海の森水上競技場」など3施設の見直しなどを提言している。3施設を含め都の施設整備費は、2241億円に及ぶ見通しで、知事は「もったいない」精神を取り入れ経費圧縮に意欲を示しているものの、計画は国際オリンピック委員会(IOC)の承認を経ているため変更は困難だとする反発も強い。豊洲市場への移転問題に関する質問も相次ぎ、移転時期に関しては安全性を確認したうえで総合的に判断したいとした。