元プロ野球選手の山本一義氏の訃報を受け、デイリースポーツが2016年10月4日に配信したウェブ版記事の「書き出し」が、インターネット上で「紛らわしい!」と物議を醸している。
記事は、故人と親交があった広島東洋カープ・新井貴浩選手が今回の訃報を受け、改めて「日本一」への思いを新たにするという内容だ。しかし、この記事の読者からは「新井さんが亡くなったんかと思った」「勘違いする」との反応がツイッターなどに相次いでいる。
「亡くなったんかと...」
4日朝に公開されたデイリーの記事は『新井、誓った 恩師・山本一義さんに捧ぐ、追悼の日本一!』との見出しだったが、「書き出し」が、
「広島・新井貴浩内野手(39)が3日、尿管がんのため9月17日に死去していたことが明らかになった元打撃コーチでOBの山本一義氏(享年78)の訃報に...(後略)」
となっていた。要するに、「新井選手が山本氏の訃報を知った」ことを書き表した文章なのだが、新井選手が主語として書き始められていることから、
「まるで新井さんが尿管がんで死んだかのような書き方」
「最初だけ読んだら確実に間違える」
との指摘がネット上に相次いで寄せられた。
ツイッターやネット掲示板には、
「は?新井さん亡くなったの?」
「一瞬マジかと思ったわ 書き方おかしいやろ...」
「こういうの心臓に悪いからやめてほしい」
「紛らわしい書き方ですよね、読んだ刹那走馬灯のように新井さんの顔が思い浮かびました...」
との書き込みが数百件単位で上がっている。そのほか、「新井さんを主語にしたいのは分かるが」「仮にもプロの記者がこれでええんか...」といった投稿も数多く出ている。