東工大「栄誉教授になっても、給与体系に影響ありません」
栄誉教授のように、一部の大学が独自に設けた称号は他にもあり、代表的なものが「特別栄誉教授」だ。
04年に施行された東京大学の「特別栄誉教授規程」によると、特別栄誉教授になれるのは「教授、准教授、講師、助教及び助手のうち、著しい功績等をあげた者」「本学を退職した者であって、在職中の著しい功績等によって引き続き本学に対する貢献が見込まれる者」。功績に応じて「栄誉手当」の支給もできる、とある。
02年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏や04年に日本国際賞を受賞した藤嶋昭氏、直近だと15年にノーベル物理学賞を受賞した東大宇宙線研究所長の梶田隆章氏に授与されている。
ちなみに、栄誉教授には「栄誉手当」が支給されるのか東工大の広報センターに聞いたところ、「称号の付与なので、給与体系に影響はありません」との回答が返ってきた。