総務省は2016年9月30日、「がん対策推進基本計画」に基づいた各種対策の実施状況の調査結果と、必要な改善措置の勧告内容をウェブサイト上で公表した。
発表資料によると、調査対象とした17都道府県のうち、がん検診の精度管理・事業評価が未実施、あるいは評価結果の公表が行われていないといった不備が見られたのは北海道、青森県、埼玉県、香川県、愛媛県、福岡県、長崎県。うち北海道は調査項目がすべて実施されておらず、香川県は、がん種別に見た場合に3年に1度しか精度管理・事業評価が行われていなかった。
総務省は調査結果をもとに、厚生労働省に改善を勧告した。