世界銀行は1日1.9ドル(約190円)未満で暮らす「極度の貧困層」が2013年時点で7億6700万人に上るという推計を16年10月2日に発表した。全世界の人口の10.7%を占める。
12年比では1億1400万人(1.7ポイント)減少し、02年と比べれば半減するなど極度の貧困層の割合は減少しているものの、30年まで「極度の貧困層」を無くす目標についてジム・ヨン・キム総裁は世界経済の不振などが響いているため「目標は達成できない恐れがある」などと述べている。貧困層はアフリカのサハラ砂漠以南や南アジアに集中している。