なぜかユニセフに1万円募金したことに... ソフトバンク「かざして募金」に「覚えがない」人たち

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   携帯電話大手のソフトバンクから届いた電話料金の請求書を見たら、「知らぬ間に日本ユニセフに1万円を募金していた」とつぶやいた、あるツイッター主が怒りの投稿を寄せた。

   ソフトバンクが提供している「かざして募金」を通じて、募金されたことになっていたという。そのツイッター主は、「初めて聞いたサービスだ」「そんなアプリを導入した覚えはない」などと憤っているのだが、少額から簡単に日本ユニセフ協会などに募金できるサービスが裏目に出てしまったようだ。

  • ソフトバンクの「かざして募金」で、なぜか日本ユニセフに1万円を募金したことに…
    ソフトバンクの「かざして募金」で、なぜか日本ユニセフに1万円を募金したことに…
  • ソフトバンクの「かざして募金」で、なぜか日本ユニセフに1万円を募金したことに…

月々の携帯電話の利用料と一緒に募金するサービス

   そのツイッター主が投稿したのは、2016年9月29日のこと。ソフトバンクからの請求書には、日本ユニセフへの1万円の募金が上乗せされていたが、夫婦ともに身に覚えがなかった。不信に思い窓口に向かったところ、担当者から、「かざして募金」というサービスを利用して、9月2日に5000円を2回、募金していたと説明された。

   ソフトバンクの「かざして募金」は、2014年3月にはじまった、スマートフォンの利用者向けに月々の携帯電話の利用料と一緒に募金するサービス。スマートフォンに届く「お知らせメール(PR)」を通じて、あるいは「かざして募金」のアプリをインストールすれば、寄付先のポスターやチラシをかざして専用の募金サイトにアクセスすることができ、寄付できる。

   ツイッター主が調べてみると、9月2日はソフトバンクから「お知らせメール(PR)」が届いており、「日本ユニセフ協会からのお知らせ」から募金サイトに飛び、下にスクロールしていくと「寄付する」の表示。今回のトラブルは、どうやらツイッター主の奥さんがこの表示を知らぬ間にクリックしてしまったことで起こったらしい。

   寄付先は日本ユニセフ協会以外にも、国際協力やスポーツ・文化・芸術支援、子育てや障害者支援、環境保全などの多岐にわたり、日本赤十字社や日本財団、東日本大震災を支援する「助けあいジャパン」、難民支援の国連UNHCR協会など、16年7月時点で300を超えている。最近では16年9月7~30日まで、「2016年台風第10号被災地支援プロジェクト」の募金を受け付けた。

   希望する寄付金額を、100円、500円、1000円、3000円、5000円、1万円から選択。寄付は1回だけでも、毎月継続して寄付することもできる(継続期間は1か月、3か月、6か月、12か月から選べる)。

   毎月の寄付は、支援団体にアクセスして「継続寄付確認・解除」を選べば、解除できる。また、確定申告時に寄付金控除を受けるための領収書の発行を申し込む機能もある。

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