少年がいくら悩んでも太らないのはなぜ?
小さい頃の悩みが、現在の体重に影響を与えるなんて、愕然とする結果だが、なぜ女性にだけストレスが体重増加に表れるのだろうか。リウ准教授はこう推測している。
「男性と女性とではストレスに対する反応の仕方が異なるからと考えられます。女性はストレスと抑えるために、より多く食べて発散させる傾向がありますが、男性は飲酒や粗暴な行動、あるいは引きこもりのように、体重には直接関係がない方法をとります。また、女性の方が男性の数倍うつになりやすく、特に思春期にはうつになる人が多くいます。うつになると感情にかられて過食に走る人が多くいます。少女期にストレスを受けると過食をする悪い習慣が身に付き、それが成人後の体重増加につながるのだと思います」
少女期の習慣が生涯にわたって影響を与え続けるのだ。「もう私、手遅れよ~」とウエストをつまんだアナタ、もし小さなお嬢さんがいるなら、将来「オデブちゃん」で悩まないよう、ぜひ愛情深く育ててほしい。