「水素」をテーマに掲げ広めてきたパイオニア
まず、どういう経緯で引き出物を担当する事になったのか。松木社長によればこれまで芸能界との関わりはなく、たまたま紀香さんが「マルーン」を愛用していたため、向こうから要請があり驚いた、ということだった。同社は35年前から浄水器を扱っていて、10年前から「還元水」生成器にも手を広げる。この「還元水」というのは現在の水素水のようなもので、そこから「水素」をキーワードとした製品開発に着手する。それが数年前から発売している水素水が生成できる「ケータイ水素水ボトル『ポケット』」だ。
「当社はずっとメイドインジャパンにこだわっていて、機器は全て国産です。水素に関する商品を開発・販売しようという動きは過去にもあったと思いますが、明確にテーマを掲げ製品化し、広めたという意味では当社がパイオニアであると自負しております」
と松木社長は語った。水谷さんの想像は本当の事だったようだ。「マルーン」はもともとヒット製品だが、紀香さんの披露宴の引き出物のニュースで、販売業者などからの問い合わせが殺到しているという。