SMAPの解散騒動をめぐり、テレビ朝日の早河洋会長兼CEO(72)が定例会見で口にしたという発言が注目を集めている。
SMAPメンバーが出演する番組について継続の意向を示したばかりではなく、「スターは古今東西、大衆が決めるもの」と述べ、出演者の起用に事務所の影響力は関係ないともとれる発言だったからだ。所属するジャニーズ事務所寄りの立場を貫いた木村拓哉さん(43)以外のSMAPメンバーは「干される」との観測もあっただけに、早河氏の発言が報じられると、「よくぞ言ってくださいました」といった歓迎の声が相次いでいた。
現状ではタイトル・出演者含めて継続の方向
早河氏の発言があったのは、2016年9月27日に開いた社長定例会見で、早河氏が社長会見に出席するのは半年ぶり。早河氏は、香取慎吾さん(39)出演の「SmaSTATION!」と、草なぎ剛さん(42)出演の「『ぷっ』すま」について、タイトルについては年度が変わるころに事務所と協議するとしながらも、現状では出演者を含めて継続する意向を示した。スポーツ報知(電子版、27日)によると、「(芸能)事務所の影響力は大きいのか」と質問があったのに対して、早河氏は
「事務所の力があるというより、タレント、アーティストは視聴者の支持がないと活躍できない」
「皆さんが(芸能)事務所をあまり良く思っていなく、テレビの世界を後退させているように指摘するのは違う。スターは古今東西、大衆が決めるもの。それが全て。事務所の影響力で右往左往しているように見られるのは、ちょっと残念です」
などと述べたという。
「ジャニーズ事務所も、数ある芸能プロのひとつに過ぎない」
とも取れる発言で、ツイッター上では
「よくぞ言ってくださいました」
「流れが変わってきた?」
「テレ朝会長の言葉を皮切りに他局も追随してほしい」
「男前すぎて涙が出る!」
などと歓迎の声が相次いだ。